自分のあのころとシンクロしたから。
18時を過ぎて、松山営業所に突然のお客様2人。(事務員C談)
四国一周卒業旅行中に、ご家族から借りている大切な車を擦ってしまったとのこと。今日は一日中、松山の板金屋さんを巡ったらしいです。
最後に辿りついたのがナップ。諦めて香川に向かって走り出す瀬戸際。
タッチアップ位ならすぐにやらすから工場行ってみます?と事務員Cが提案し、工場にやってこられました。
聞けは、2人は私が大学時代お世話になった愛知の学生さん。就職前に男2人ぶらり四国1周中。
心配そうに見つめる2人の前で,出来る限りはタッチアップしてみたけど、それなり。
どうする?
『最初よりは分からなくなったけど分かりますよねぇ・・・』
まぁね・・・。筆じゃパールホワイトはどうにもね・・・。傷が深いし、埋めるのは無理だなぁ。
『しょうがないですよねぇ・・』
しかし、旅行1日潰して結局タッチアップで終了じゃあ、何してたか分からんでしょ。3時間位待ってくれるなら今から直すよ。
『まじっすか?今からいいんですか?こんな時間ですよ?』
だって、せっかく松山寄ったのにほとんど観光行ってないんでしょ?
『実は、傷が気になって気になってほぼ板金屋さんしか巡ってません。』
一度しかない卒業旅行、ずっと傷の事が頭の片隅に引っ掛かったままは勿体無いよ。パリッと直して、明日からまた旅行楽しんでよ。
ということで、19時過ぎから緊急バンパー修理スタート。
学生時代の思い出話なんぞしながら22時前に完成。塗装ブース様様であります。
2人とも元気復活、先ほど香川に向かって出発されました。
『四国旅行で一番の思い出が出来ました!!!というか、この車に目茶苦茶愛着が沸いたので、就職後、家族から譲ってもらって僕が乗り継ぎます!!!!』
板金塗装作業が、車両の美観修復と同時に他の価値を生んだ事を体感した一瞬でした。
ありがとうI君!!また会おうぜぃ!!!
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