見れば見るほど元気になる
不景気、不景気、と、暗い話ばかりの今日この頃、風邪をひいている場合じゃない。
パンパカパカパーン
ロールスシルバースパー。磨き完了!!しっとり。
残念ながら、全てのパネルがオリジナルラッカーのままでは無かったのですが、しっとり仕上がりましたの。
バブリーと表現する人も多いですが、違うの。この車は、【はてしなく上質】
結構勘違いされている人が多いのですが、俗に言う機能として高級、ハイテク、便利な電気仕掛けは殆ど装備されていません。
この時代の国産高級車には楽勝で装備されていたオートライトもありませんし、プッシュボタンな操作パネルもありません。テレビなんぞももちろんありません。装備は至って質素・素朴です。シートヒーター付きパワーシート。オートクルーズ。上下独立エアコン位を除いたら、後の装備は現行軽トラとそんなに変わらんレベル。
しかし、何が凄いって、内装外装に使用されている部品一つ一つの作り込みがとにかく贅沢・・。スイッチノブの丸み、一切継ぎ目がありません。ドアノブ、恐ろしいまでにトゥルンとしています。メッキ、全然曇ってないのに、ギラギラもしていません。それぞれのパーツがアロンアルファで完全接着されているんではないのか?というくらいガッチリ取り付けられています。要するに、型にドドーっと流し込んで、固まったらはい完成、とか、プレスでガチャコーンと抜いてよっしゃ、よっしゃ、とか、プラッチックの爪をパチンとはめ込んで・・・な、部品がちょっとやそっとでは、見当たりません。ルームライトの枠までガッチリ金属・・・。
ウッドパネルなんか、木目が完全につながってます。というかパネルの中で左右対称な木目が展開されています。これ、かなり手間のかかる作り方。バニティーミラーのウッドパネルなんか、名刺2枚程の面積。1枚で作れるやん・・・というところもわざわざ、小さな面積の中で屏風のように木を接いで左右対称な木目・・・。
まだまだ書ききれないくらい、上質ポイント満載なロールス。
不景気ってなーに?な、作り込みです。作り込んで便利になる訳でも、使い勝手が良くなる訳でも無いところに目茶苦茶手間を掛けておいでです。これぞ贅沢。
興奮気味にいっぱい書きましたけど、日本車にも1車種こんな車が。
トヨタのV12を積んでいる、アレです。この車の作り込みも全くロールスに負けてません。
こんな贅沢いつかは欲しいっす・・・。不景気とか言ってる場合じゃないっす・・・。
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コメント
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tesuto
投稿: | 2010年12月 1日 (水) 10時40分